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ピルは血圧が高いと服薬できない?
ピルには、生理痛や月経前症候群(PMS)の改善、避妊効果、ニキビ改善、肌荒れ予防などの効果があります。
しかし、高血圧の方はピルの服薬に伴う血栓症のリスクが高い傾向にあるため、ピルの服薬が認められないことがあります。

高血圧の方は血栓症のリスクが高い

ピルを服薬する際は、医師による問診や血液検査が行われます。
その際、高血圧であることが判明すると、ピルの服薬が認められないケースもあります。

収縮期血圧が160mmHg以上、または拡張期血圧が100mmHg以上の場合、ピルを服薬することができません。
また、収縮期間血圧が140mmHg以上、または拡張期最低血圧が90mmHg以上の場合は医師の指導のもと慎重投与になりますが、現在は血圧に問題がなくても、継続して服薬していくうちに血圧が高くなってしまうこともあるため、定期的に検査や診察が必要です。

高血圧の方でもピルの服薬は可能

高血圧であるからといって、全ての方がピルを服薬できないという訳ではありません。
医師によって軽度の高血圧であると認められた場合や、血圧を下げる薬を飲んでおりコントロールされている場合などはピルの服薬が可能なケースもあります。

また、高血圧の治療を優先することで、ピルが服薬できるようになるケースもあるので、ピルの服薬を希望している方は、一度医師に相談してみましょう。

参考:日本産婦人科学会編 OC・LEPガイドライン 2020年度版

医師監修:
医師 佐藤琢磨先生
日本生殖医学会認定 生殖医療専門医
日本産科婦人科学会認定 産婦人科専門医
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