頭痛が起きる理由は?
ピルを服薬後、頭痛やめまいなどの症状が現れる理由として、ホルモンバランスの変化が影響している可能性が挙げられます。
ピルには女性らしさを作るホルモン、「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と妊娠を手助けするホルモン「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の2種類が含まれており、ピルが作用することで体内のホルモンバランスが変化してしまうことがあります。
これにより、頭痛やめまいなどが副作用として現れてしまうとされています。
また前兆のある片頭痛がある方は、ピル自体を使用することができないため、片頭痛が新たに発症した可能性も考慮し、医師に相談し内服の可否を判断してください。
頭痛が起きた時の対処法は?
ホルモンバランスの乱れによって起きる頭痛やめまいは、体がピルに慣れていくうちに治ってくると言われています。
ピル服薬後3か月が経っても症状が改善しない場合は、医師に相談するようにしましょう。
症状が強い場合には、すぐに医師に相談するようにしてください。
ピルの服薬をやめる、またはピルの種類を変えることで症状が改善されることもあります。
激しい頭痛やめまい、目のかすみや舌のもつれなどの言語障害、ふくらはぎの痛みなどがある場合は、血栓症や脳血管障害の可能性も考えられるので、3か月の経過を待たず速やかに病院を受診しましょう。
参考:
日本産婦人科学会編 OC・LEPガイドライン 2020年度版
医師監修:
医師 佐藤琢磨先生
日本生殖医学会認定 生殖医療専門医
日本産科婦人科学会認定 産婦人科専門医
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