ピルは基本的に1日1錠を決まった時間に飲むことで、避妊効果や月経痛改善などの効果を発揮します。とはいえ、毎日全く同じ時間に服薬するのが難しい方もいるでしょう。
ピルはできるだけ毎日決まった時間に服薬することが望ましいですが、2〜3時間の誤差であれば避妊効果などに影響は少ないとされています。
もし2〜3時間以上ずれてしまった場合でも、1日分の飲み忘れであれば避妊効果に影響は少ないといわれます。気づいたタイミングで飲み忘れの1錠を服薬し、その次は通常通りの時間に2錠目を服薬しましょう。
念のため、コンドームや緊急避妊などの避妊方法を検討するとより安心でしょう。
2日以上飲み忘れてしまった場合は、一度ピルの服薬を中止する必要があります。
詳しくは、「ピルを飲み忘れてしまった場合の避妊効果はどうなる?」をご参照ください。
服薬時間のずれや、飲み忘れに関する不安がある場合は、クリニックや医師にご相談ください。
参考:日本産婦人科学会編 OC・LEPガイドライン 2020年度版
医師監修:
医師 佐藤琢磨先生
日本生殖医学会認定 生殖医療専門医
日本産科婦人科学会認定 産婦人科専門医