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ピルの副作用で「眠気」が起こる理由は?原因と対処法

症状が現れるのはピル服薬者の中でも0.3〜1.2%程度ですが、ピルの服薬後に眠気が起こるケースがあります。

ピル服薬後に眠気が起こる原因



服薬後に眠気が起こる原因は、ピルに含まれているプロゲステロン(黄体ホルモン)によるものといわれています。

プロゲステロンは通常排卵後に分泌されるため、通常生理2週間前から増加し、これにより基礎体温が高くなります。
基礎体温が高い時期には眠気の症状が現れたり、睡眠が浅くなったりすることがあります。
低用量ピルにはプロゲステロン作用のあるプロゲスチンが含まれているため、服薬を始めることでホルモンバランスに変化が起こり、初期の頃は眠気の症状が強く現れることがあります。

しかし、眠気を含む低用量ピルの副作用は服薬初期に現れることが多く、飲み続けている中で徐々におさまるものがほとんどです。
まずは様子を見ながら、3か月程度は身体が慣れるまで服薬を続けてみるのが良いでしょう。

症状が続く場合はピルの種類を変えるのがおすすめ

日常生活に支障が出るほど眠気がつらい場合や、3か月以上経っても症状がおさまらない場合は、ピルの種類を変えることで解決につながる可能性があります。
体質によって眠気が起こりやすいピルは異なるため、医師に相談しながら自分の身体に合った種類のピルを探してみてください。


参考:低用量経口避妊薬の使用に関するガイドライン(改訂版)

医師監修:
医師 佐藤琢磨先生
日本生殖医学会認定 生殖医療専門医
日本産科婦人科学会認定 産婦人科専門医
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