低用量ピルを服薬している場合、7日間の休薬期間に約4〜5日間の生理(消退出血)が起こります。
消退出血は通常の生理よりも期間が短く、出血量も少ない特徴があります。
そのため、服薬期間中に5日以上の出血がある場合は不正出血の可能性がありますが、ピルの副作用による不正出血自体はそれほど珍しくはありません。
生理が終わらない原因
低用量ピルの飲み始め直後に生理が終わらなくなった場合は、服薬初期の副作用による不正出血の可能性が高いです。
ただし、妊娠や子宮頸がんなどが原因である可能性もあります。
服薬初期の副作用による不正出血
ピルの服薬を始めてから3か月程度の期間は副作用が出やすく、「不正出血」もそのひとつであるといわれています。
しかし、このような低用量ピルの副作用は服薬初期に現れることが多く、飲み続けている中で徐々におさまるものがほとんどです。
まずは様子を見ながら、身体が慣れるまで服薬を続けてみましょう。
妊娠や病気が原因の可能性も
病気や妊娠が原因で出血が止まらない可能性もあります。
ピルの服薬中に5日以上の出血が続く場合は、一度医師に相談してみるとよいでしょう。
妊娠している場合はピルの服薬を中止する必要がありますし、子宮頸がんの場合は中止を検討する必要があります。
また、それ以外の病気の場合も、医師に相談してその後の服薬を判断してください。
参考:
低用量経口避妊薬、低用量エストロゲン・プロゲストーゲン配合剤ガイドライン(案)