ピルの服薬後、副作用として不正出血が見られることがあります。
ほとんどの場合は一時的なものですが、2週間以上続くときは医師の診察を受けましょう。
不正出血とは
不正出血とは、生理期間以外の出血のこと。
ピルの服薬中でなくても起こりうる現象です。
ピルの服薬中は、休薬期間やプラセボ錠服薬期間に生理がきますが、それ以外の期間に出血が起こった場合、不正出血と考えてよいでしょう。
ピル服薬中の不正出血の主な原因は、ピルに含まれる女性ホルモンによってホルモンバランスが崩れ、子宮内膜が剥がれやすくなることにあります。
不正出血の色や量は、鮮やかな赤や茶色、おりものに血がまざったような色など、人によってさまざまです。
不正出血が続くときの対処法は?
不正出血はピルの副作用のひとつで、まだピルの成分に身体が慣れていない、服薬を開始したばかりの時期に現れやすいとされています。
不正出血はピルを服薬する人の20〜30%が経験していると言われています。
ピルの服薬を継続することで次第に症状が緩和されていく場合もあります。出血量や期間、ほかに気になる症状が出ていないかなどをよく観察して、様子を見てみましょう。
しかし、あまりにも出血量が多い場合や、2週間以上出血が続く場合は、医師の診察を受けましょう。
参考:
日本産婦人科学会公式サイト
医師監修:
医師 佐藤琢磨先生
日本生殖医学会認定 生殖医療専門医
日本産科婦人科学会認定 産婦人科専門医