HERDAYS
LINEで予約する
生理の腰痛に低用量ピルは効果的?
生理前や生理中には、生理痛や腰痛、頭痛などの症状が起こることがあります。
鎮痛剤などを利用して、これらの症状と上手く付き合うことができていれば、通常は問題ないとされています。
しかし、日常生活に支障をきたしてしまうほどの月経困難症である場合、低用量ピルを選択肢のひとつとして検討してみてもよいかもしれません。

低用量ピルの服薬で生理中の腰痛の改善が期待できる

生理中には、体内で「プロスタグランジン」という物質が生成されることによって、子宮の収縮が促がされて腰痛などの症状が現れます。
低用量ピルにはプロスタグランジンを抑える効果があるため、服薬することで腰痛を含む生理痛の改善が期待できるとされています。

医療保険が適用される場合もある

病気の治療薬として低用量ピルを処方してもらう場合、保険制度に基づき、医療保険が適用されます。
医療保険が適用されるには、医療機関で病気の診断を受ける必要があります。
対象となる病気は、腰痛を含む月経困難症のほか、PMS(生理前症候群)や子宮内膜症などです。

いずれかの症状がある場合は、専門の医療機関を受診してみると良いでしょう。

参考:日本産婦人科学会編 OC・LEPガイドライン 2020年度版

医師監修:
医師 佐藤琢磨先生
日本生殖医学会認定 生殖医療専門医
日本産科婦人科学会認定 産婦人科専門医
同じカテゴリの質問
HERDAYS