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低用量ピルの副作用でむくみが出たら服薬を中止するべき?原因と対処法

むくみが出る原因

ピルに含まれるエストロゲンには保水作用があるため、副作用でむくみが出てしまう場合があります。
しかし、このむくみは数か月程度で解消されることが多いため、一時的なものである可能性が高いです。
しかしながら、下肢に痛みを伴ってむくんでいる場合などでは、血栓症を引き起こしている可能性も高くなるため、医師の診察を受けるようにしてください。

むくみが出た場合の対処法

食事量や栄養バランスに気をつけるようにしましょう。塩分やアルコールはむくみにつながる可能性があるため摂取しすぎないように心がけましょう。
ビタミンやミネラルなどを積極的に取り入れることもおすすめです。また、適度な運動やストレッチ、着圧ストッキングなどを取り入れてみるのも良いでしょう。
むくみが気になるからといって、水分摂取を控えたり、利尿剤を使用してしまうと、血栓症のリスクが増加する可能性があるため注意が必要です。ピルを服薬している場合には普段よりも水分摂取を意識してください。

激しい痛みなどの症状を伴う場合は医師に相談を

通常のむくみであれば問題ない場合がほとんどですが、痛みや麻痺、意識障害などを伴う場合は血栓症を引き起こしている可能性があります。服薬を中止し、医師の診療を受けるようにしてください。

症状が続く場合は医師の診察を受け、ピルの種類を変えるのがおすすめ

ピル服薬後3ヶ月以上経ってもむくみが続く場合は、医師の診察を受けた上で、ピルの種類を変えることで解決につながる可能性があります。
最近は様々な種類のピルが処方されているので、エストロゲンの含有量が少ないものや、自分の身体に合ったピルを探してみてください。

参考:日本産婦人科学会編 OC・LEPガイドライン 2020年度版
医師監修:
医師 佐藤琢磨先生
日本生殖医学会認定 生殖医療専門医
日本産科婦人科学会認定 産婦人科専門医
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