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ピルを飲み忘れてしまったときの対処法は?

低用量ピルを飲み忘れてしまったとき

低用量ピルを1日飲み忘れてしまった場合は、飲み忘れに気づいたタイミングですぐに1錠を服薬し、次の1錠は通常通りの時間に服薬するようにしてください。

低用量ピルを2日以上飲み忘れてしまった場合、服薬中のシートを継続することができなくなります。一度服薬を中止して、次の生理の初日から新しいシートの低用量ピルの服薬を開始するようにしてください。また、服薬を中止している期間と新しいシートを開始してからの7日目頃までは避妊効果が低下するため、他の方法での避妊が必要となります。

一般的に1日の飲み忘れであれば避妊効果に影響は少ないといわれていますが、念の為コンドームや緊急避妊などの避妊方法を検討するとより安心でしょう。ただし、休薬期間前後の飲み忘れにより休薬期間が8日以上となってしまった場合は、避妊効果が低下する可能性があります。その場合は、他の避妊方法を併用してください。

緊急避妊薬(アフターピル)を飲み忘れてしまったとき

緊急避妊薬(アフターピル)を飲み間違えたり飲み忘れたりしたときは、気づいた時点ですぐに医師へ相談しましょう。

レボノルゲストレル単回投与がアフターピルの主流になりつつあります。レボノルゲストレルは性交後出来るだけ早めに内服が勧められており、遅くとも72時間以内の内服が必要と言われています。72時間以上が経過した場合でも、120時間以内に服薬すれば一定の避妊効果を得られるとされており、服薬自体は可能です。72時間以内に内服できた場合でも、避妊効果は100%ではないため、月経が遅れるなどの症状があれば、妊娠検査薬での確認が必要です。

また、ヤッペ法と言って、中用量ピルを12時間ごとに2錠ずつ内服する方法も今までは行われていました。ヤッペ法で2回目の服薬を忘れてしまった場合、2時間程度のずれであれば効果に大きな影響はないと考えられています。服薬するタイミングが大幅にずれてしまった場合は避妊効果が下がることがあります。不安な場合は、医師にご相談ください。

参考:日本産婦人科学会編 OC・LEPガイドライン 2020年度版
医師監修:
医師 佐藤琢磨先生
日本生殖医学会認定 生殖医療専門医
日本産科婦人科学会認定 産婦人科専門医
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