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ピルで生理を止めることはできる?そもそもどんな効果があるの?
生理不順の改善や生理痛の緩和、避妊効果を目的に服薬するピル。
服用すれば、生理を止められると勘違いされることがありますが、実際はピルで完全に生理を止めることはできません。

ピルを服薬することで得られる効果

ピルには、生理不順の改善や生理痛の緩和、避妊などの効果があります。

生理は排卵によって子宮内膜が厚くなり、妊娠に至らなかった場合にそれが剥がれ落ちることで起こります。
また、卵子は脳から出るホルモンによって発育し、排卵するものです。

ピルには女性らしさを作るホルモン、「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と妊娠を手助けするホルモン「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の2種類が含まれています。
ピルを服薬することで、体内のホルモン濃度が高まり、脳が必要量のホルモンを分泌している、つまり妊娠している状態と錯覚します。
これによって排卵が抑制され、子宮内膜が厚くなるのを抑えます。そのため、ピルを服薬することでさまざまな効果を得られるのです。

ピルで生理を止めることはできない

出血量を減らしたり、生理痛を緩和したりと生理の諸症状の改善が期待されるピル。
服薬することで生理を遅らせることはできますが、完全に生理を止めることはできません。

ピルの服薬中は、28日を1周期とし、1周期1シートを服薬します。
そしてその休薬期間(服薬をお休みする期間)に生理が来ます。
そのため、生理が来ない期間は21日程度。
長期間連続して服薬可能なピル「ヤーズフレックス」の場合は、最長120日間の連続服薬が可能で、4日間の休薬の後、翌日から服薬を開始できます。
そのため、最大124日を1周期として見なせるので、1年間に起こる生理の回数を減らすことができます。

症状に不安がある場合は医師に相談していきましょう。

参考:吉祥寺まいにちクリニック公式サイト
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