ピルの休薬期間とは、ピルの服薬をお休みする期間です。
休薬期間中であっても、避妊効果は継続します。
【h2】ピルの休薬期間とは ピルには、1シート21錠タイプのものと、1シート28錠タイプのものがあります。
どちらも、28日を1サイクルとして服薬するのが基本です。

21錠タイプのものは、21日間はピルを服薬し、残りの7日間を休薬期間として服薬をお休みします。
1シート21錠を全て服薬したら、翌日から7日間服薬を休み、8日目に次のシートを飲み始めましょう。

28錠タイプのものは、28日間ピルの服薬を続けます。
28錠のうち21錠はピル(実薬)で、7錠はプラセボ(偽薬)となっており、実質7日間の休薬期間をとっていることになります。
1シート28錠を全て服薬したら、翌日から次のシートを飲み始めましょう。

【h2】避妊効果に影響はある? ピルを正しく服薬している場合、休薬期間中も避妊効果が継続します。
休薬期間は、排卵が終わった時期に当たるためです。

しかし、ピルの飲み忘れがあった場合、休薬期間が終わってもピル服薬を再開しなかった場合などは、次の周期での避妊効果が低くなる恐れがあるので、飲み忘れには十分気をつけましょう。

参考:日本産婦人科学会編 OC・LEPガイドライン 2020年度版

医師監修:
医師　佐藤琢磨先生
日本生殖医学会認定　生殖医療専門医
日本産科婦人科学会認定　産婦人科専門医